計測器校正のQ&A
計測器校正に関する、よくある質問を
お伝えします。(FAQ)
よくある
質問
(FAQ)
計測器校正に関する事、弊社の校正サービスなど、
よくお伺いする質問についてFAQ(Q&A)を掲載します。
校正についてのQ&Aは
こちら
大王電機の計測器校正サービスに
ついてのQ&Aはこちら
- FAQ(Q&A)
-
- 校正について
-
- Q.『校正』とはどのような作業ですか?
- A.普段使っている計測器などが正しく動いているか現状確認する作業です。
未来や過去を保証するものではありませんが、昨年・今年と校正し、正しく動いていればこの
1年間正しく動いていたと考えることができます。 - Q.『校正』と『較正』はどのように違いますか?
- A.「較正」は電波法に基づくもの、「校正」は計量法に基づくもので、「較正」は測定器の調整を
含みますが、「校正」は調整を含みません。 - Q.『ISO 9001』とは何ですか?
- A.品質マネジメントシステムに関する国際規格です。
一般校正は、ISO/IEC17025校正に準拠しない場合でも行える校正方法です。 - Q.『トレーサビリティ』とはどのような意味ですか?
- A.標準器や計測器が上位の標準器によって校正されていくことにより、最終的には国家標準
(国際標準)との繋がりが確立できることを意味します。 - Q.調整・修理は『校正』に含まれますか?
- A.校正は現状確認する作業であり、調整・修理は含まれません。
- Q.計測器の管理方法はどのような方法がありますか?
- A.計測器の管理方法は、各計測器について校正周期や仕様を定め、計測機管理台帳などで個別の
管理番号を振り当て管理する手法が一般的です。
また、校正対象計測器とするのは、もし測定物(製品)に不具合が発生した場合に履歴が追える・
精度を保証する必要がある計測器に限定することも可能です。 - Q.校正周期はどう設定していますか?
- A.計測器の管理者が任意に決めることが可能です。
ひとつの例としては、メーカーが推奨する校正周期を参考に、計測器の種類やその使用頻度・
特性により決定されます。 - Q.『一般校正』と『認定校正』の違いは何ですか?
- A.■一般校正
定期的に国際標準又は国内標準にトレーサブルな機器を用いて現状を確認、記録する作業です。
校正方法は事業者毎に任意に規定しています。
■認定校正
定期的に国際標準又は国内標準にトレーサブルな機器を用いて現状を確認、記録する作業は
一般校正と同じですが、その校正方法の適格性や国際標準又は国内標準にトレーサブルな
ことが、第3者(認定機関)により確認(認定)されている校正です。
ISO/IEC 17025要求事項を満たしている校正です。 - Q.『ISO/IEC 17025』とは何ですか?
- A.試験所及び校正機関に関する国際規格です。
ISO/IEC 17025認定事業者として登録を受けた試験所及び校正機関は、試験所及び校正機関の
能力があることを認定されたロゴ(JCSS等)を付した証明書を発行することができます。 - Q.『JCSS校正』と『A2LA校正』の違いとは何ですか?
- A.『JCSS校正』は国内認定機関であるIAJapanから登録・認定され、『A2LA校正』は米国試験所
認定協会から認定された認定校正です。
どちらもISO/IEC 17025の要求事項に適合していることが認定基準ですので、シンボル付校正
証明書としては同等の扱いになります。 - Q.ILAC-MRAとは何ですか?
- A.各国の試験所及び校正機関で発行する試験報告書/校正証明書は、国際間取引において、お互い
に同等の保証を与えることを取り決めた協定です。
ILAC(国際試験所認定協力機構)に参加する認定機関が、MRA(相互承認協定)を通じてお互いに
認定の質が同等であると認めることで成立しています。 - Q.特定計量器とは何ですか?
- A.計量法により定められた、取引若しくは証明における計量に使用され、又は主として一般消費者
の生活の用に供される計量器のうち、適正な計量の実施を確保するためにその構造又は器差に
係る基準を定める必要がある計量器のことです。「精肉店の秤」、「調剤薬局の秤」、「水道メー
ター」などが特定計量器に該当します。
(特定計量器を用いて取引・証明をする場合には、検定に合格したことを示す検定証印又は
基準適合証印が付された特定計量器を使用する必要があります。)
- Q.精度における rdg(リーディング) と FS(フルスケール) の違いとは?
- A.rdgとは読み値(リーディング:Reading)の略で、表示値のことです。
FSとはフルスケール(=Full Scale)の略で計測範囲の幅のことです。
- Q.校正と検定の違いは何か?
- A.校正は、測定器のずれを標準器と比較して測定することで、測定器の現状を確認します。
検定は、計量法に基づく特定計量器との比較で結果確認し、合否判定します。 - Q.ISO9001をベースにした品質規格にはどういった種類がありますか?
- A.ISO 13485
⇒医療機器産業に特化した品質マネジメントシステムに関する国際規格です。
IATF16949
⇒自動車産業に特化した品質マネジメントシステムに関する国際規格です。
JIS Q 9100
⇒航空宇宙・防衛産業に特化した品質マネジメントシステムに関する国際規格です。
等があります。
- 大王電機の計測器校正サービスについて
-
- Q.納期は?
- A.原則、弊社入着後5営業日での出荷にて対応いたします。
弊社で校正が出来ない計測器に付きましては、パートナー企業での校正となり納期は別途相談と
なります。 - Q.納期の短縮は可能か?
- A.可能です。お急ぎのお客様向けに特急プランをご用意しております。
(費用・スケジュールは別途相談となります。) - Q.校正対象の計測器は?
- A.電気系だけでなく、機械系や環境系の計測器など幅広く対応させて頂きます。
-
メーカーや分野を問わず、あらゆる計測器・プラント設備用フィールド機器も含め、
各種計測機器に対応しますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
また、下記より校正したい計測器のメーカー名や型番などを入力し、当社での取扱実績を確認
することも可能です。 - Q.メーカーサポートが終了した計測器の校正は可能か?
- A.可能です。まずは弊社にて校正が出来るか調査させて頂きます。
お気軽にお問い合わせください。 - Q.海外製計測器の単位(例;インチ・ポンド)にも対応できるか?
- A.対応可能です。海外製のため、規格をご教示いただく場合がございます。
- Q.メーカー規格以外にJIS規格での対応は可能ですか?
- A.一部機器に関して合否判定をJIS規格で行うことは可能です。詳細は問い合わせ願います。
※測定方法は弊社標準となります。 - Q.校正書類は和文のみでしょうか?
- A.ご要望に応じて、英文書類にも対応します。
UL規格に対応した書類の発行も可能です。(費用は別途相談となります。) - Q.出張での校正対応は可能か?
- A.可能です。お客様と相談の上、ご希望に沿った日程でお客様ご指定の場所で校正いたします。
ご相談により、休日の校正にも対応いたします。 - Q.不合格になった場合の対応は?
- A.校正が不合格となった時点で、弊社より不合格となった測定ポイントも含め
メール 又はFAXにて連絡させて頂きます。
その際に、そのまま返却されるか、書類対応についてご相談させて頂きます。
修理・販売・レンタルのリソースもございますので、お気軽にお問い合わせください。
- 校正について